【感想】「『40歳の壁』をスルッと越える人生戦略」尾石晴著

- 残りの人生、どう働いていくか悩んでいる方
- 今のキャリアのままでいいのか不安がある方
- 一通りの仕事を経験し、手ごたえを感じにくくなってきた方
- 本業とは別に副業を考えている30・40代の方

このような悩みがある方に、ぜひ読んでいただきたい本があります。
ふと立ち止まると、「このままでいいのかな」と不安になる40代。
でも、何をどうしたらいいのか分からない。
転職するには勇気がいるし、今のままではキャリアや収入のアップは望めないし・・・。
これからご紹介する本は、そんなあなたの心を軽くしてくれる1冊です。

本の紹介
- 題名:『40歳の壁』をスルッと越える人生戦略
- 著者:尾石晴
- 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日:2022/12/23
- ページ数:250p
簡単要約

あなたの40代はどんな10年にしたいですか。
40代は人生の「転換期」と言われる年齢。
キャリアや家庭、健康に変化がでてくる年齢でもあります。
「これからの人生、どう生きていくべきか」と悩む人も多いのではないでしょうか。
この『40歳の壁をスルッと越える人生戦略』という本では、40歳前後で多くの人が感じる「モヤモヤ感」、つまり「40歳の壁」の正体を分析しながら、自分らしく生きるために「人生の後半戦をどうデザインしていくか」を考えていきます。
不安や迷いを抱える全ての人に向けて、実践的なアドバイスを届けてくれる一冊です。
この本では、「壁」を単なる困難ではなく、新しい可能性を開くための「扉」として捉え、40代を人生の再スタートの時期にするためのヒントが満載。
感想

「もっと早く読みたかった!」
私も40代を迎え、「このままでいいのか」「いまさら何を始めたらいいのか」と悩んでいるひとりです。
しかし本書にもありましたが、このような悩みには早くにぶち当たっていた方が良いと感じます。年齢が上がるにつれて、気力や体力、挑戦する時間が減ってきてしまうからです。
しかし、いきなり仕事を辞めて、新しいことを始めることはないと思います。本業とは別に、できる範囲内で自分のやれることをコツコツと積み重ねる。
人生100年時代、自分を支える柱は多い方がいいですね。
本書の中には、その柱となる「自分業」の始め方や育て方が、著者の経験を交えて書いてあり、とても参考になりました。
本書から学び

40歳の壁=ミッドライフクライシス
ミッドライフクライシス(中年の危機)とは、主に30代後半~50代にかけて訪れる心理的な不安や葛藤を指します。これまでの人生を振り返り、将来への焦りや後悔を感じることで、キャリア・家庭・人間関係・自己実現に対する疑問や迷いが生じます。
著者は、これまでと違う感覚に戸惑うミッドライフクライシスこそ「40歳の壁」の正体と考えています。

最近、ミッドライフクライシスについて書籍や動画で取り上げられているのを見かけますね。
幸せな人生の土台となる3つの要素

人にとっての幸せは何か?
幸せの要素は1つではなく、さまざまな要素が重なるところを探すことが大事です。そして、どんな要素が必要かと分析すると、次の3つの要素が挙げられると著者は言います。
- お金(収入・資産)
- つながり(家族・友人・知人)
- 健康(体力・認知力)
3つの要素を満たすもの=仕事
お金、つながり、健康という3つの要素を満たすためにできること。それは、仕事をやめず、生涯現役で働くことを視野に入れることだと著者は言います。
ここで言う仕事をやめないとは、会社を辞めない、という意味ではなく、会社員の看板を外しても継続して仕事ができるように、定年を迎えない人生をキャリアとして描くということです。

人生、気づいた者勝ち!
早めに動き出した者勝ち!
40歳の壁を超える自分業
- お金、つながり、健康の3つの要素を満たす仕事
- やりがいが持てる仕事
- 自分が裁量権(コントロール権)を持てる仕事
本書では、上記のように自分業を定義しています。
本業を自分業に育てていくのか。それとも、本業×副業、または本業×複業を自分業に育てていくのか。色々な方法が考えられそうですね。
心に響いた言葉たち
私は転職をした際、環境が変わったことで、思うような結果が出なくて悩んでいた時があります。この決断は「失敗したかなあ」と思い詰める日々。
しかし、本書でこの言葉に出会って、経験者として、本当にその通りだと思います。
早めに行動して、試行錯誤して、経験値をためる。そして、この決断が正しかったと言えるよう、色々挑戦していこうと思いを新たにしました。
私は転職を決断するまで、1~2年悩みました。やはり、現状維持バイアスに縛られて、これまでのキャリアや慣れ親しんだ環境を変える勇気をなかなか持てませんでした。
しかし、定年までの時間を考えると、今がチャンスだと思い、転職を決断しました。
振り返ってみると、正直失ったモノもあります。けれど、モノの見方が多面的になったり、視野が広くなったり、知識をインプットしようと貪欲になったりと、得たモノもたくさんあります。
人は会話、思考、知識などのレベルが合うと「一緒にいて楽しい」「もっと仲良くなりたい」と思います。一方、一緒にいても話が合わない人とは、積極的に付き合おうとはしません。
時には、自分よりレベルが高い人(大先輩や結果を出している人など)が集まる環境に身を置いて、自分自身を高めることも必要だと思います。
例えば私は、できるだけ興味のあるセミナーに参加するようにしています。意外と面白いですよ。年齢もバックグラウンドも違う人たちが集まるので、それぞれのコメントや質問内容を見聞きしているととても勉強になります。

本からのアウトプット
ブログ発信
この『40歳の壁をスルッと越える人生戦略』という本に出会う少し前から、ブログでの発信を始めました。理由は、本業とは別にストック収入の柱が欲しかったからです。
まだブログを育てている最中ですが、今まで見ていた世界とは違う景色が見れ、とても刺激があります。

大人になってから自発的に学ぶことは、思ったより楽しいですよ。
小さな行動を積み重ねる
頭の中で考え過ぎて、「あとでいいや」「面倒だなあ」と行動に移すまで時間がかかることはありませんか。

私は、考え過ぎて行動しないことあるなあ(^^;)
本書での著者の行動を見てみると、小さな行動を積み重ね、壁を乗り越えてきたことが分かります。
読了後私が始めたことは、毎日手帳にToDoリストやその日のポジティブな気持ちや出来事を書き記すことです。小さなことですが、行動を目に見える形にし、日々積み重ねる。
一回で壁を乗り越えようとせず、スモールステップで少しづつ前に進み、成功体験も手に入れられると思います。
まとめ
今まで問題なく進み歩んでいた道が、ふとした瞬間に「あれ、このままでいいのか」とモヤモヤした気持ちに覆われる。タイミングは違うけれど、誰でも通る道だと思います。
この『40歳の壁をスルッと越える人生戦略』という本では、著者も「40歳の壁」にぶつかり、試行錯誤する中で壁を乗り越えたり、壁の存在が小さくなっていったと記しています。
小さな違和感を感じたら、チャンスです。思考停止せず、少しずつ動き出す時です。
この『40歳の壁をスルッと越える人生戦略』という本を読んで、小さなチャンスのかけらを拾ってください。

早く出会えて、とても良かった1冊です!