【感想】「大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした」クルベウ著
- がんばりすぎてしまう方
- つらくても、声に出せない方
- 少し疲れて、元気がない方
- 自分よりも他人を優先してしまう方

本の紹介
- 題名:大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした
- 著者:クルベウ
- 訳:藤田麗子
- 出版社:ダイヤモンド社
- 発売日:2021/4/6
- ページ数:173p
簡単要約
詩人で作家のクルベウ氏によるエッセイ集です。
仕事、人間関係、恋愛、自分自身との向き合い方など、多くの人が直面する問題について、著者の経験や考えを交えながら綴られています。
人生におけるさまざまな悩みや苦しみに対して、優しい言葉で解決のヒントを教えてくれます。
多くの方が経験しただろう場面が多数書かれており、どんな方でも共感することがあると思います。

この本に出会ったきっかけ
私自身、仕事やプライベートで思うようにいかなく、色々考えてしまった時がありました。
1人で考え過ぎて、頭の中は堂々巡り。
解決の糸口を探しに本屋さんに立ち寄った際に出会った本です。
本の帯の言葉たちが気になり、手に取りました。
心に響いた言葉たち
愛とは「確信」を与え合うこと
付き合っているけど、相手が自分を本当に好きなのか、愛しているのか不安になることがあります。
「好きだよ」「愛してる」と言われても実感が湧かない・・・。
だけど、「自分は大切にされている、自分に関心を持ち続けていてくれる」と感じられたら?
不安や疑問を確信に変わったら、安心できるのかもしれません。
この言葉を読んで、長い間一緒にいる夫婦や家族でも同じことが当てはまるなあ、と思い直しました。
人生に訪れる三度のチャンス
この文章は、私の実体験も重なり、大きくうなずいた内容でした。
私自身、長く勤めた会社からの転職や結婚、親との最期数ヶ月の生活などを振り返ると、人生のターニングポイントでした。
人生のターニングポイントから学び取るものは多くありました。
そして、今後に活かせるものばかりでした。
まだピンと来なくても、この言葉たちを頭の片隅にでも置いておけば、将来何かに失望しても勇気がもらえる言葉たちです。

期待せず目の前のことをコツコツと
頑張りすぎて疲れてしまったり。
目の前のことに必要以上に意味を持たせてストレスに感じたり。
けれど、人ができることには、限りがあります。
自分ができることに集中するほうが、心地よく毎日を過ごせるし、自信にもつながります。
私も頑張りすぎて、頭と体が追い付かないことがよくあります。
自分に期待し過ぎず、できることを積み重ねていけば、おのずと結果は付いてくると思っています。
本からのアウトプット
率直さ、素直さ
おとなになり経験を重ねると、率直で素直な気持ちを忘れがちです。
必要以上に気を遣ったり、気持ちとは逆のことを言ってみたり。
本書では、どこに行っても愛される人としての特徴の1つとして「気さくで率直」を挙げています。
感謝を感じたらありがとうを伝え、会いたいときは会いたいと言う。
素直に言葉で気持ちを伝えないと、相手に伝わらないこともあります。
最近では、身近な人こそ、ちょっとしたことでも感謝を伝えるように心がけています。
周りの人が、いつまでも近くにいるとは限らないですからね。

いつまでも自分におごることなく、率直で素直でいたいものです。
まとめ
頑張りすぎている時、不安に押しつぶされそうな時、悩み過ぎている時、人は視野が狭くなりがちです。
一旦立ち止まって、この『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』という本を手に取ってみてください。
目の前のモヤモヤが薄くなり、晴れてくると思います。
私自身、気づかされたり、納得したりと、色々とハッとすることが多かった1冊でした。
もし「おすすめの本はありますか?」と尋ねられたら、紹介する本の中の1冊に、この『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』という本を追加しようと思っています。